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鉄筋とは?
 一般的に直径10mm〜40mm程度の棒状に伸びた鉄の棒を指します。通常建築で使われるものは、異形鉄筋と呼ばれるもので、コンクリートとの付着が良いように表面に凹凸のあるタイプです。

 表面にでこぼこがあるため、公称径と呼ばれる太さの呼び名で、種類を分けています。D10、D13、D16、D19、D22、D25、D29、D32、D35、D38、D51という、11種類の太さがあります。また、強度の違いによって、SD295A・SD345・SD390・SD490(数字が大きいほど硬い)という規格にも分けられます。

 一般的に、細物(D10〜D16)でSD295A、太物(D19〜D25)でSD345、太物(D29以上)でSD390という仕様で用いることが多く、また土木工事(橋梁、橋台、トンネル、道路については)全部の太さでSD345を使用する場面が多いです。
構造の中の鉄筋
 鉄筋は、コンクリートと共に使用され、コンクリートの引っ張り力・せん弾力への弱さを鉄筋がカバーし、逆に鉄筋の圧縮力に対しての弱さをコンクリートがカバーしと、お互いの弱いところをカバーし合いながら強い特性をより伸ばす、という性質を持った構造体です。人間で言うところの「骨」にあたる部分を成すもので、建物の骨組として構造物の強度を維持する重要な役割を担います。
RC造とも呼ばれ、マンションや病院などに多く用いられます。
また、鉄骨(S造)の基礎部分にも用いられ、工場や事務所、倉庫に多く見られます。

 地震の多い日本独自の、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)と呼ばれる構造物は、柱と梁を鉄骨で組み、その周りに鉄筋を配筋しコンクリートで固めたものです。S造とRC造のいいとこ取りをしたもので、20階を超すような高層建築に向いています。鉄筋屋としては、あまり良い仕事ではなかったりもするのですが・・・。
鉄筋屋の仕事
 ハッカーと呼ばれる道具を使って結束線で鉄筋を格子状に結束し、組み立てて行く作業をします。
職長と呼ばれる、鉄筋工事における現場施工責任者が、図面からどの太さの鉄筋がどういう形状で何本必要かということを拾い出し、加工帳を作成しそれに沿って工場で色々な形状の鉄筋が加工されます。
それを現場へ運び手順に沿って、ベース、柱、梁、スラブ、壁等組み上げて行きます。
かわら版
かわら版解答
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